Re:n Zine Blog

写真メインのtumblr「Re:n Zine」連動ブログ。月曜日はフルカラー、火~日曜はモノクロ写真を不定期でUP

tumblrとはてなブログの共通ネーム「Re:n Zine」ができるまでの話

今週のお題「名前をつける」

このブログに興味ない人には全然興味の沸かないお題だとは思うんですが、ネーミングにはちょっとこだわったので記録に残しておきたいと思います。

 

名付け時間を短縮したかった

ユーザー名とかRPGの主人公の名前とか無駄に時間をかけてしまう人でした、昔は。
自分の名前をゲームキャラに付けちゃう友達とかいませんでした?
そのセンスをボクは心の片隅でバカにしてた時もあって(笑)、ずーっとネーミングにはコストかけてたんですよね。RPGなんて仲間が増える度にオリジナルのままにしないで違う名前に変えようとするもんだから、その度にゲームが1時間止まってたとかバカなことやってて、でも、あとで振り返ると「なぜこの名前にしたんだ!?」と思うこともやっぱりありまして。そのくせして自分のネーミングセンスは見て見ぬふりするわけです。
で、あるとき「あ、これ時間の無駄だな」って、「友人の方が賢かったんだ」って気づいちゃったんですね。
それ以降、リアルでは「リン」というあだ名で呼ばれていることもあって、名前を求められる時やタイトル付けする時は「Re:n」で通すようにしました。たまにユーザー名登録で「:」が使えない時があって困るんですけどね。


じゃあなぜ「Re:n Zine Blog」なのか

理由はいくつかあって
1.複数の意味を込められるっぽくて何かイイ
「Re:n」が出来上がるまでには前日談があって、草案の段階でRenは「Re」と「n」に分けられることに気づきました。エキサイトブログmixiで日々のことを書かなくなって以来、久々にブログを始めることと、自分自身を見つめなおして再始動(RESTART)したいという気持ちを「Re」で表わせること、そして「n」はボクのファーストネームの頭文字であること、このメッセージを象徴する単語として「Re:n」が生まれました。

2.メディアっぽいタイトルにしたかった
編集やってると、やっぱり自分が雑誌創刊したら名前どうしようって妄想しちゃうんですよね。cutとかwiredみたいに短くてソリッドな名前に憧れて、walkとかrainとか雰囲気ネームを思い浮かべちゃうんです。あとはBlue○○とか、Green○○とか、カラー+単語のように中二感まる出しの名前なんかも。けど、じゃあそのタイトルで何をやるんだ?というとこにぶち当たる。順番が逆なんですよね。何をやるのか明確にしてから、それを象徴する名前を付けるのが本筋だろうと。
そんなことを考えていると、当時おもしろい取り組みに注目してたonly free paperのtwitterで、取り扱い雑誌を紹介する写真に出会いました。表紙のタイトルを観察してみると、やたら「○○ZINE」って名前が多い。恥ずかしながら出版界に身を置いていながらZINEって言葉を知らなくて、調べてみたら

出版社や街の本屋と関係なく、好きなように作った本のこと。写真や絵や詩、拾ってきた面白い形の葉っぱなどを好き勝手にレイアウトし、コピーして綴じるだけ。部数もあらかじめ何部と決めません。だいたいです。コピー用紙が無くなるまでだったり、お腹が空いたら終わりだったり、決まりと呼べるものは一切ありません。写真がさかさまだったりページが抜けていても、それを味と言ってしまえる自由さがzineの面白いところです。

zine ,リトルプレスって何? より抜粋

という記述があって、「これだ!」と。
こうして「Re:n」と「ZINE」を組み合わせた「Re:n ZINE」という最初のネーミング案が生まれました。
でも、ちょっとまんま過ぎやしないかということで、その当時、流行のサービスとか媒体名には小文字が使われることが多い印象があったのと、大文字オンリーの「RE:N ZINE」ではダサいと判断し、最終的に「Re:n Zine」に決定しました。

Re:n Zineを音読みすると「りんじん」になります。漢字変換すると「隣人」です。後付けですが、隣人という言葉の響きから、読者に寄り添えるメディア、読者との距離が近いメディアになるとイイなというメッセージも込められてたりします。

3.tumblrでは書かない中の人の考えてることをテキスト化するサテライトサイトだから
メインの活動拠点として最初にスタートしたのはtumblrの「Re:n Zine」の方なんですが、なにせtumblrは写真オンリーという縛りを設けたサイト。全体の雰囲気を考慮してtumblrの方は写真とテキストが一緒のサイトにはしたくなかったので、テキストのはけ口として別途ブログを立ち上げ、連動させることにしました。


リンというあだ名で呼ばれるようになって10年以上になりますが、まさかこういう風にこねくり回して自分発信メディアのタイトルに化けるとは思いもしませんでした。
このあだ名を付けてくれた友人に感謝しないとですね。

 

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